「私には無理!」と思ったら、そこが成長のチャンス
この一年の振り返りです。
いろいろなママさんたちのブログを読んでいて、
「私には無理」という言葉が出てくることがあります。
例えば、「体力がないから8時間働くのなんて私には無理なんです」「学歴もスキルもない私には絶対無理」「もう、疲れた。無理」。
私自身のことを言えば、私は睡眠を毎日8時間以上とらないと、体調を崩してしまう体質です。
先日ちょっと寝るのが遅くなったら、翌日吐き気が止まらず、1週間以上ほとんど食べられない状態が続きました。
扁桃腺肥大があり、疲れやストレスですぐ熱が出ます。
喘息もあり、季節の変わり目には咳が止まりません(コロナ禍での咳は、周囲の目が気になりいたたまれませんね)。
性格面では、HSP(ハイセンシティブパーソン)という特性があり、周囲の人の感情の影響を受けやすく、音に敏感で疲れやすいのです。
またコミュ障な上にあがり症で、人前に立つと手が震えたり、頭が真っ白になったりします。
社会人を続けるには、不利な特性ばかりで心底嫌になります。
ましてや2人の子育てしながら、正社員。
仕事では、部署によって一日に何十人ものお客様から苦情を受ける日もあれば、知らない方にインタビューしたり、100人以上の人の前でプレゼンする日もあります。
また、代わりがきく仕事ではないため、私が休むと多くの人に迷惑が掛かります。
頭も良くない、体は弱く、コミュニケーション能力は低い。
周りは高学歴で体力もある若い男性ばかり。
なぜ、私がこの場所に立っているのだろう
と思うことがあります。
「私には無理!」と思うこともあります。
母になって10年間、毎日が試行錯誤です。
子どもが小学生になった時は8時間未満(せめて6時間くらい)で働きたいなと思ったり、
私に向いている仕事(ライティングや企画は得意)をしたい、と感じたり。
フルタイムのワーママなんてタフな方々ばかりで、私より年上なのに数日寝なくても大丈夫というママもちらほら。
「年で体力が落ちて〜」なんて言われることもあるけれど、私の場合は幼少期から体が弱かったので、あまり変わりません。
そんな私が無理だと思っている方に伝えたいことは
「無理なくできる仕事」を探すのではく、
「無理して自分が無理だと思っていることに挑戦してみる」のが仕事ではないか、
ということです。
例えばあがり症の私は人前で話すために、
台本を作って繰り返し読んで頭に叩き込み、これはプレゼンではなく朗読だと思い込むことで乗り切っています。
手の動き、顔の動かし方、しゃべり方、全て何度も練習して頭が真っ白になっても大丈夫なぐらいの状態にしないと、人前に立てません。
逆にそこまですれば、私のような人間でも人前に立てるのです。
制限時間内になるように台本を書くので、5分と言われたら5分ぴったりに話を終わらせます。規定時間から1秒の狂いなく終わらせて、感嘆されたこともあります。
話すのが下手で苦手だからこそ、話が脱線することもない、できない私だからこそ打ち出せる良さがある。
さんざん泣いてストレスで悩んで、もがいて、苦しんだ過去があるからこそ、今はそう信じています。
無理な理由はたくさんありますね。
長く働いていれば、人間関係で病んでしまうこともあれば、体を壊すこともあるでしょう。
(私も何度もやりました)
何度も「もう無理」と思って、落ち込んでも。
1年、2年と続けていくことで、少しずつでも自分自身を変えていくことができる。
また試行錯誤して環境を変えることで、乗り越える方法が見つかる場合もあります。
もちろんブラック企業だったり、自分の命に関わるぐらい追い詰められている場合、無理に仕事を続ける必要は全くありません。
でも、一度失敗したからもう失敗したくないと臆病になっている場合は、再チャレンジが自信につながることがあります。
今まで「自分はこういう人だ」と思い込んでいた枠が外れて、新しい自分が見つかるかもしれません。
3年前の自分に
「大丈夫、うまくやれているよ。あなたはあなたが思っているよりも、ずっと強いよ」
と言ってあげるために。
そして3年後の自分に
「やったじゃん、お疲れさま」
と言ってあげるために。
2021年、チャレンジの年にしたいです。