仕事と育児。おまけに投資、始めます。

フルタイムワーキングマザーの忘備録。投資初心者です。

ママと仕事と投資生活。はじめの一歩。

30代ワーキングマザーのちゃわんむしと申します。

こどもは2人。4人家族です。

 

 

特技は貯金です。

20代から、収入の3割を貯金に回してきた結果、

20代のうちに預貯金が1000万円を超えました。

 

2人の出産、育児休暇を経てさらにせっせと貯金して、夫婦で一軒家が現金で買えそうなほどお金が貯まったけれど、

マイホームも車も被服も興味のない私と夫。

家は狭い賃貸アパートで十分。

洋服はユニクロで十分。

なかなか旅行に行く時間もないし、

こどもたちに高い習い事も必要ない。

土日はもっぱら公園か家で過ごす日々。

 

あれ、なんのために貯金してるんだっけ?

お金ってなんだろう?

お金に振り回されず、上手に自分の人生の幸せのために生かしたい、と思っているけど、

私は貯めるばかりで上手に使えていないなと感じました。

 

こどもたちには将来、自分の意思で自由に羽ばたけるように、お金がそのとき助けになるように、

まとまったお金を用意しておくのが、親としての自分の務めだと思っています。

 

でも、日々の幸せを後回しにして、貯めるだけではだめなんですよね。

 

利息もつかないまま、10年も20年も、貯めたお金を放っておいていいのかな。

銀行に寝かせておくだけじゃなく、お金にもいろいろ旅をさせるべきなんじゃないか。

社会のため、自分の未来のために、今できるお金の使い道があるんじゃないか。

 

そんなことを思いついたのが昨年のこと。

 

そして、自分自身の知識不足、教養不足を感じ、一から勉強し直すことにしました。

親として、お金のことをきちんと勉強してこどもに伝えたいという思いもありました。

 

お金とはそもそもなにか。

国債とは。日本銀行とは。公定歩合とは。税金の仕組み。

株式と債券の仕組み。

銀行の役割と歴史。

為替相場のこと。

証券取引所と株の歴史。

世界の経済の発展の歴史。

現代の経済について語る上で欠かせない、トマ・ピケティの経済格差理論のこと。

 

投資信託のこと。

新しい波、仮想通貨のこと。

 

ノートに整理しながら、基礎から読んだ書籍は、30冊を超えたところです。

徐々に経済についてわかることが増えて、ついに日本経済新聞の経済面が読めるようになりました。

(今までは知識がなさすぎて、なにが書いてあるかわからなかった)

 

そして、思いました。

経済って、おもしろい。

 

世界の経済は、例えるなら海です。

荒れている海流もあれば、穏やかな海流もあります。

みんなそれぞれの船で、その海に漕ぎ出しています。

大型客船もあれば、イカダもある。

それぞれ羅針盤をもち、それぞれのスタイルで海に乗り出している。

 

海には事故がつきものです。

事故が怖いから、私は海岸で待っている、というものもちろんあり。

 

でも海に出てみたら、それは思ったほど怖くないかもしれません。

なぜなら、海に巻き込まれて戻ってこられなくなるのは、あなたではなくあなたのお金だから。

あなた自身が無事なら、何度失敗しても挑戦できるのです。

 

お金に関わる冒険をすることを、ギャンブルと呼ぶ人がいるかもしれません。

小さい頃から、株はギャンブルと言われて育った私にとって、それは失敗すると一生を棒に振るほどのおそろしい冒険に見えました。

 

でも知識が増えるにつれ、イメージは変わりました。

お金という大海を知ることで、なにが危険なのか、危険がきたらどうすればいいのかを学ぶことができます。

失敗や成功を重ねてきた、たくさんの先駆者たちがいます。

 

そして、本を読むことで知ったひとつの大きな真実があります。

それは、「正解はない」ということ。

 

投資のリスクを避ける方法について、

世界に分散投資することを勧める人がいます。

ドル・コスト法で時間をかけて積み立てることことを勧める人がいます。

債権や株式、貴金属、不動産など様々な種類のものに投資することを勧める人がいます。

いや、実はアセットアロケーションこそ大切なんだ、という人がいます。

 

でも実は、どれも正解ではないのです。

 

世界に分散投資することで、一つの国に何かあった時のリスク回避にはなりますが、その分リターンが下がります。

それに今はグローバル化が進み、大国が大暴落するとすべての国に影響が及ぶ傾向があるため、国際分散効果は低いと言われています。

 

また手元にまとまった現金があるのにドル・コスト法で積み立てると、複利の効果が最大限活かせません。

 

債権と株式についても、昨今値動きは近いものになる傾向があるようです。

特に世界的経済危機時は、円高が進む傾向にあるため、外国債と外国株は大ダメージを受けます。

これを避けるため、日本国債をもつことを勧める専門家や投資家が多いですが、国債普通預金も定期預金も「はっきり言ってほとんど増えない」といっていい今、わざわざ手間をかけて預金を国債に変える意味があるのか疑問です。

少しはマシ、程度ではないでしょうか。

 

どの考えにも一理あり、どれにも正解はありません。

世界一の投資家と言われるアメリカのバフェットは、リスク分散は不要という考えです。

 

資産の全部を一度にひとつの株式に投資しようが、少しずつ世界中に投資しようが、

間違ってはいないし、リスクを理解した上なら、なにをやっても正解だ、ということです。

 

正しい投資なんてものは存在しないし、100人専門家がいれば100人違うことを言うでしょう。

 

海を泳ぐ前に知っておくべきことは、そのやり方が「正しいかどうか」ではなく、「自分に合っているのかどうか」です。

 

やってみなければ、合うかどうかはわかりません。

とりあえず、先輩方や専門家のやり方でやつてみて、なんだか違うなと思ったら変える、その繰り返しで、自分のスタイルを見つけていくことです。

 

経験もないかなづちが、いろいろ偉そうに申し上げました。

私もようやく準備運動を終え、海に向かっていくところです。

旅の終わりは20年以上先のこと。

 

そのとき笑っているのか、それとも海に出たことを後悔しているのか、

それは誰にもわかりません。

 

どうせなら、その記録をと思い、ブログを立ち上げました。

 

旅の途中で、嵐にあったり、すっかりなにもかもやめたくなるかもしれません。

旅に出る前には知らなかった景色に出会えるかもしれません。

 

一緒に、お金という海を旅している皆様。

よい旅を。

願わくばこの旅が、あなたの人生を豊かにしてくれますように。

 

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