パイロットになりたい息子と、驚くべきその理由
10歳のうちの息子。パイロットになりたいそうです。
子どもらしい夢だなぁと微笑ましくきいていたのですが、その理由がすごい。
お母さん、おれ、将来金持ちになりたいんだよね。
で、どうやったら金持ちになれるか考えたわけ。
おれ、運動も苦手だし勉強もそんなに好きじゃないじゃん?
医者になれば平均年収1300万ぐらい稼げるらしいんだけど、医者になるための大学(の医学部)は偏差値65とかなんだよ。
パイロットは、副操縦士で(年収)1500万、機長になれば2000万ぐらいいくらしいんだよね。
そんで、パイロットになるための大学の(パイロット養成コースを持つ学科の)偏差値調べたんだけど、45とか50ぐらいだったんだよね。
おれでも行けそうじゃん?
だから、おれ、パイロット目指すわ。
すごいな、と。
我が息子ながら、小学生とは思えない打算ぶり。
お金を稼げる仕事=医者、弁護士、社長とか決めつけず、自分で平均年収をググって比較する念の入れよう。
年収2000万稼ぐ仕事に就く、という明確な目標。
そしてとにかく夢に向けて頑張るぞ!ではなく、冷静に自分の実力を見て勝算のありそうな仕事を選ぶところがすごい。
(こういうことを書くと、親が言っているんだろうと言われそうですが、私も夫もたくさん稼ぐ仕事が良いとは考えていないし言ったこともないです)
パイロットはパイロットで年収にも幅があり、勉強など大変だと思うよ、と伝えたのですが、
現在世界的なパイロット不足。パイロットの資格を取れば就職口は多くあり、仕事には困らなそうです。
パイロットになりたい場合、道は大きく3つあります。
2 パイロット養成コースのある大学へ行く
3 大学を卒業後、航空会社に就職して自社養成パイロットになる
航空大学校にいく場合、学費は年間130万円程度で済みますが、
大学のパイロット養成コースにいく場合、学費はかなり高く、4年間で1500万以上かかることも。アメリカへの留学費なども含めると2000万円ほどかかるようです。
どれほど本気かわからないですが、飛行機好きで世界中あちこちに行きたい息子にはぴったりな花形職業。
ぜひ、夢を叶えてもらいたいものです。
母親としては、とりあえず学費くらいはポンと出せるように、貯金に励もうと思いました。